【御諏訪太鼓】
信濃の国一之宮諏訪大社の太々神楽、こぶらくの伝承であり、中世軍楽として、甲斐の武田信玄により諏訪太鼓21人衆を編成。
川中島の合戦で、将兵の士気を鼓舞し、有利な戦を展開したと伝えられる郷土芸能です。
御諏訪太鼓の特色は、本来リズム楽器である太鼓を、オーケストラに仕上げてあることです。
宗家小口大八氏によって昭和26年、複式復打法組太鼓方式が創案完成されました。
その編成は、笛とホラ貝の他はすべて打楽器を使っています。
打楽器のみによる感情表現は、難事中の難事といわれており、高度の技術を要する打法と音律の組み合わせは、長い歴史とあいまって、聞く人々に、強い感動と深い感銘を与えずにはおかれないのである。
これら太鼓曲はすべて小口大八氏の作曲振り付けであり、一連の打楽器太鼓全種類・笛等はすべて(有)諏訪響太鼓店の製作で、宗家小口大八氏の監修によるものです。


【小口大八氏】
東京オリンピック、長野オリンピックの作曲・指揮・演奏をはじめとして、
我が国で開催される、各地の文化祭やイベントにはほとんど出演し、国外でも高い評価を得ている。
映画、テレビにも数多く出演。
NHK大河ドラマ『武田信玄』・『織田信長』ほか、
民法多数出演日本三大太鼓の筆頭と称され、全国各地の数多くのチームを指導育成。
海外のも支部を持ち、国内外に亘って日本太鼓の普及と振興拡大をはかって居る。

〜「御諏訪太鼓パンフレット」より〜