ご本殿

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龍
(前庇蟇股)
もっとも目立つ位置に、水神の化身である龍をおさめ、治水の御祭神を象徴している。
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孔雀

(正面左)
正面の位置でもっとも華やかな雄の孔雀を配す。
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双頭の霊鳥

(正面右)
廣瀬神社と関係する故事に出てくる瑞鳥と考えられるが不明。
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瑠璃鳥と梅

(西面左)
「梅に鶯」の取り合わせが有名だが、残っていた顔料から瑠璃鳥と判明。
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鸞と松

(西面右)
頭に冠がない点で鳳凰と異なる。鸞は中国の想像上の霊鳥。
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鹿と紅葉

(背面左)
身舎の蟇股で唯一の瑞鳥以外の彫刻。春日大社との繋がりから春日のご神鹿に通ずる鹿の図柄が採用されたのだろう。
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錦鶏と唐松

(背面右)
錦鶏はキジの一種。頭の冠が家型になっているのが特徴。
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鳳凰と桐

(東面左)
想像上の霊鳥。
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王子喬

(東面右)
中国の「列仙伝」によれば、王子喬は周の王子で、諸国遊歴のうちに、白い鶴に乗って飛来するようになったという。
巻物を持つのが珍しい。 |
鯉の滝登り

(背面笈形)
本殿の最後部の場所で滝を登り詰めた鯉が、本殿正面の蟇股におさまる龍になったという、中国の故事にちなんだ彫刻。
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獏

(前庇水引虹梁木鼻)
想像上の動物。鼻・牙は象に、首回りは獅子に似る。
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